こんにちは!あげです!
里がどんどん春めいて、”食欲の春”といった感じになってきました。野火焼の後の野草の芽吹きを見ると、なんともワクワクしてしまいますよね。
あっという間に過ぎてしまうこの季節を見逃さないように、春の野原で野草採取をしてきました!
冬から覚めた野草たち。おはよう、いただきます。
野火焼後の野原を彩る、カンゾウ。僕はこの景色を見ると、ものすごく春を感じます。細長い葉が重なるように生えているので、ばらけることのないように、根本をナイフでサクッと切って収穫します。
採れました。カンゾウはぬた和えでいただこうと思います。周辺にヨモギが生えていたので、こちらもいただいていきます。
田んぼの近くの土水路には、セリが生えていました。セリの天ぷらもおいしいですが、僕はおひたしで食べるのが好きです。セリの香りが口いっぱいに広がって、なんとも春を感じるんですよねー。
竹かごの中の野草もだいぶ増えてきて、山菜採りらしい見た目になってきました。この季節は木の芽系の山菜にはまだ早く、地面に生える野草を取ることが多いので、振れば根っこの土が落ちてくれる竹かごはなかなか重宝しています。あと、ビニール袋より趣があっていいですね。
春の山菜代表、フキノトウも発見しました。今年は季節の進みが早く、間に合わないかと思いましたが、芽吹いたばかりのものを採ることができました。コロコロしたかわいい見た目!
おひたしと天ぷらでいただく、早い春。
いっぱい採れたので、帰宅してから選別してザルに並べてみました!いやー、いい眺めですねー。早速、準備していきましょう。
野草や山菜は、調理する前に下ごしらえが必要です。枯れ葉がついているので取ったり、土や砂を洗い流して落としたりします。セリのような枝葉の長い野草には、その他の草も絡みついてきてしまったり、中には食べられない草も混ざっている可能性もあるので、注意して取り除きます。
天ぷら用の野草は、水洗いした後は水気を拭き取ります。あまり水洗いしすぎると、せっかくの香りや質感が失われてしまうので、ササっと汚れを落とす程度にしましょう。
下ごしらえが終わったら、調理開始です!
セリのおひたしとカンゾウのぬた和えを作りました!セリの香り、やっぱりいいですねー。カンゾウはシャキシャキとした歯ごたえが、とてもクセになります。
こちらは本命、野草の天ぷら!フキノトウ、セリ、ヨモギ、カンゾウと豪華なラインナップ。動物性のものも欲しかったので、エビとかしわ天も揚げました!春の香りで、ご飯が進みます。この季節だけの贅沢ですねー!
これからまだまだ続く、山菜シーズン。タラの芽に、コシアブラに、モミジガサなどなど、食べたい山菜が山ほど芽吹きます。なかなか気候が不安定な近年なので、盛期を見逃さない様に、見回り作業をしっかりと行いたいと思います!
本日の一言
最近は、セリの天ぷらを食べると毎回胃もたれする…。